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飲食店のIT化とは【初級編】 

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今回のテーマは、飲食店のIT化とは【初級編】について。

最近、デジタル(digital)化、IT(information technology)化、DX(digital transformation)化などといった言葉を良く見かけるようになったと思いませんか?

横文字や英語を並べられても良くわからない!

飲食店にはあまり関係がないでしょ?

そもそも、パソコンやスマホ、電子器機に強くないので…

と、懸念される方も多いと思います。

筆者自身、飲食業従事者の方と日々多くかかわる中で、これらの言葉を使って説明をすることも近年少なくありません。

そして、多くの場合「良く分からないけど、とりあえずいいや」「関係ないからいいや」と思ってらっしゃることが多いです。

しかしこの先、個人事業主で経営の飲食店であっても、中小企業の飲食店であってもITについての知識を持っておくことは必要です。

上での言葉と同様によく耳にする言葉の一つ「ITリテラシー」

ITリテラシーは簡単に言うと、通信・ネットワーク・セキュリティなどのITに紐づく要素を理解する能力や、操作する能力のことを言います。

ここでは「・・・リテラシー(literacy)」は「・・・に関する理解力」と思っていてください。

既に分からない、ギブアップと言う方もいらっしゃるでしょう。

IT技術についてはとても幅広く、詳しく説明をしていくと、苦手意識をお持ちの方にとっては二度と理解しようとはしない。とさらに理解から遠ざかってしまうかもしれません。

そうならない為にも

この【初級編】ページでは

そんな苦手意識をお持ちの飲食業界従事者向けに、それぞれの意味、飲食店での例をあげながら紹介をしていきます。

そして、皆様のITリテラシー向上に役立つ事が出来れば幸いです。

では、

IT(アイティー)

そもそもまず

ITって何の意味? (IT▶️Information Technology)

インターネットなどの通信とコンピューターとを駆使する情報技術のことです。

アイ‐ティー【IT】

《information technology》情報技術。コンピューター・インターネット・携帯電話などを使う、情報処理や通信に関する技術を総合的に指していう語。国際的には、ほぼ同意味でICT(情報通信技術)が広く使われる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ITと一口に言ってもWeb、プログラミング、IoT、AI、VRなどなど範囲が広すぎるので良くわからないまま、なんとなくITと言うフレーズを使っている方も多いのではないでしょうか?

何度も言いますが、このページでは飲食店のIT化について気になる、興味はあるけど…そういった分野は苦手と言う方向けのページです!

うちの会社、店舗にはデジタルに精通している社員、部署があり今はDX化を推進している!と言う方には必要のない情報ですね。

次に

デジタル化

その前に、まずは「アナログ」「デジタル」について

■アナログ(analogue) 連続的に変化する量や信号のこと。

アナログ【analog/analogue】

数値を、長さ・回転角・電流などの連軸的に変化する物理量で示すこと。⇔デジタル。

デジタルに対応して用いられる。連続的に変化する量や信号のこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

難しい説明を読んでも良く分からないですよね。

このページでは専門的な説明は省いていきます。

飲食店で見られる「アナログ」の例としては

  • 手書きのレシピ表、顧客台帳
  • 個人がそれぞれ作ったwordやExcelファイル、印刷して紙のみで共有
  • 手書きFAXや電話、口頭での発注
  • 各種書類やマニュアルの紙面保管、管理
  • 現金のみ対応の会計、レジ

といった内容とザックリ思っていてください。

そのアナログに対して

■デジタル(digital) 連続的な量を、段階的に区切って数字で表すこと。測定値やコンピューターの計算結果を、数字で表示すること。

デジタル【digital】

《「ディジタル」とも》連続的な量を、段階的に区切って数字であらわすこと。計器の測定値やコンピューターの計算結果を、数字で表示すること。数字表示⇔アナログ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

飲食店で見られる「デジタル」の例としては

  • スタッフが同じExcelを閲覧、編集できるスプレットシート
  • レシピの作成、保存、共有、管理をパソコンで
  • 受発注システムの利用
  • POSレジの導入

などが代表的な例です。

イメージはできましたか?

ここまでで既に「デジタル」について想像がついている方も多いかもしれません。

そうです。デジタルとは

「アナログ」で行っていることを「デジタル」でできるようにすること

もう少し簡単に説明すると

「人間のやっていることをコンピューターでできるようにすること」 

と言ったところでしょうか。

先でも例を上げましたが

  • 紙で保存しているレシピやマニュアルをパソコンに保存。またクラウドサービスなどを利用してコンピューターで閲覧、管理を行えるようにする。
  • 仕入れ注文を電話やFAXから受発注システムに変更する。
  • 現金対応のみではなく、キャッシュレス対応のPOSレジを導入する。
  • 店舗の売上、原価、顧客管理をPOSレジと紐づけて管理する。

など、上記は既に多くの飲食店で行われているデジタル化の一例です。

次に

IT化

先にも話しましたが、ITはパソコン、スマートフォンといったコンピューターを使った情報技術の総称です。

そしてIT化

IT技術デジタル技術を活用することで、アナログな作業をデジタルに変換して、業務効率化やコスト削減を目指すこと。

このように、とらえていただければ良いかもしれません。

現代社会において、様々な場所でITは広く深く浸透しています。

普段何気なく使っているものもITに含まれるものは多いです。

例えば、スマートフォンやパソコン

SuicaやPASMOなどのICカードもITを活用した事例の一つです。

メニューを書く時や、コスト管理に使用されることの多いWordやExcelなどもITを駆使したツールです。

コンピューターやインターネットだけでなく、セキュリティや情報処理も含む広い意味で使われます。

ここで

「デジタル化とIT化の違いがよく分からない」とつまずいた方は

ひとまず、このページでは

人間のやっている(アナログな)ことをコンピューターでできるように(デジタル化)して、更にパソコン、スマートフォンといったコンピューターを使った情報技術を活用することで、業務の効率化やコスト削減(IT化)につなげていくこと。

ITは情報を「入手する」「保存する」「伝える」技術

といった認識でいてください。

Gland Soleilでは店舗の規模、スタッフの人数、ターゲット層、予算に合わせて必要なITツールの提案とサポートも行っています。

  • ITツールの導入は無理に高い費用をかけて導入する必要はありません。
  • 店舗によっては導入の必要がない場合もあります。
  • 店舗に適したツールを活用、無料お試しや適したプランから始めましょう。

飲食店のIT化とは【初級編】まとめすすめ

IT技術を活用して店舗の業務効率化、集客UP、コスト削減につなげていくための具体的な例と、ツールの紹介

※紹介ツールは一例です

情報の可視化、共有におすすめ

  • スタッフが同時に閲覧、編集が行えるMicrosoftのExcelと機能の似た、Googleスプレットシートの活用
  • レシピの作成、保存、共有、管理をパソコンとインターネット上でおこなう

Googleスプレットシート

パソコン、スマートフォン、タブレットのどこからでも新しいスプレッドシートを作成して、他のユーザーと同時に編集。インターネットに接続していなくても作業を継続でき、Excel ファイルも編集できる、Google の無料サービスです。

https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/

Googleスプレットシートを活用することにより、店舗の売上や日報、シフト、メニュー表などがインターネットを利用できる環境であればどこでも確認できます。

アプリをダウンロードすることで、スマートフォンからも閲覧、編集が可能です。

閲覧、編集権限も設定可能でセキュリティ面でも安心です。

発注・棚卸管理の効率化におすすめ

  • 受発注システムの利用
  • 仕入れ管理、棚卸、取引業者の管理をひとまとめに

BtoBプラットフォーム受発注(旧フーズインフォマート)

時間・コストを削減、受発注業務の効率化

電話やFAXでの受発注業務、終わりにしませんか?

『BtoBプラットフォーム 受発注』は、Web上で発注・受注ができる受発注システムです。取引で発生した請求データを一元管理できます。日々の受注・発注の効率化、月次決算が早く決まり、飲食店の店舗経営にも役立ちます。

株式会社インフォマート (Infomart Corporation)

https://www.infomart.co.jp/asp/index.asp

株式会社インフォマート (Infomart Corporation)のBtoBプラットフォームのシリーズには受発注以外にも、請求書、企画書、契約書、見積書など飲食店経営に役立つツールがあります。

POS機能を搭載したレジスターのおすすめ

  • キャッシュレス対応のPOSレジ導入でサービス向上
  • スピーディーな会計、経理機能を利用して業務の効率化に
  • 売上はデータで管理、共有、分析もOK

POSレジとは、POS(販売時点情報管理)システムを搭載したレジのことです。

POSレジには様々な種類があります。

ここでは飲食店でよく利用されている3つを紹介していきます。

1⃣ スクエア Square株式会社

Square

事前注文もお会計もSquareで飲食店にピッタリのサービス

顧客満足度を上げるキャッシュレス決済

キャッシュレス決済ならお会計にかかる時間を短縮できます。お客さまを待たせることなく、混雑時の行列解決にもなります。デリバリーや配達先でもキャッシュレス払いに対応可能。

https://squareup.com/jp/ja/solutions/quick-service

2⃣ Airレジ 株式会社リクルート

AirREGI

売上アップや煩わしいレジ業務が、誰でもカンタンに。

会計や売上分析などの豊富な機能がカンタンに使えるAirレジなら、煩わしい業務の負担を軽くし、売上アップへの近道が見つかります。Airレジと一緒に、あなたが思い描いているお店、つくりませんか。

Airレジが選ばれる理由

Airレジは会計などのレジの基本機能はもちろんのこと、キャッシュレス決済への対応や売上管理・分析、会計ソフトとの連携など、日々の業務に役立つさまざまな機能が備わっています。

https://airregi.jp/

3⃣ ユビレジ 株式会社ユビレジ

ユビレジ

飲食業の方に選ばれる理由

ユビレジ導入の3つのポイント

導入が簡単   必要なのはiPadとキャッシュドロアだけ

操作が簡単   直感で操作が可能なオーダリングシステム

売上管理が簡単 自動集計で残業削減

https://ubiregi.com/

POSレジでできること

  • 顧客管理
  • クレジットカード決済、ポイント機能
  • オーダーエントリーシステム(ハンディ)
  • 多店舗管理(チェーン店、フランチャイズ店でも1アカウントで一元管理)
  • 分析機能

その他さまざまな機能を利用できます。

それぞれのPOSシステムのメリット、デメリットや詳細機能についてはまた別のページで紹介予定です。

クラウド会計システムの導入

クライド会計システムは特に、個人事業主や低資本金からスタートした会計知識に不安があり、確定申告や決済について悩みを抱えていらっしゃるオーナー様におすすめなITツールです。

ここまでが

今回のテーマ、飲食店のIT化とは【初級編】について。

ここまでの内容は、ずいぶん前から飲食業界のみならず様々な分野の業界で取り組みが行われて来ており、普段皆様の生活の中で見ることのある例だったのではないでしょうか。

そして、

もう一つ

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で注目されているのが

DX化

DXって何の意味? (DX▶️Digital Transformation)

ディー‐エックス【DX】

《digital transformation》⇒デジタルトランスフォーメーション

デジタル‐トランスフォーメーション【digital transformation】

IT(情報技術)が社会のあらゆる領域に浸透することによってもたらされる変革。2004年にスウェーデンのE=ストルターマンが提唱した概念で、ビジネス分野だけでなく、広く産業構造や社会基盤にまで影響が及ぶとされる。デジタル変革。DX。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

このDX、一見、飲食店経営には無関係なキーワードに思う方も多いでしょう。

また、飲食業従事者にとってはこれ以上難しい事は無理。

と拒否反応が出てしまうかもしれません。

しかし、概要だけでも知っておくことをおすすめします。

今回のテーマは「飲食店のIT化とは【初級編】」でしたので、ここから先はDXにも興味がある方向けに紹介していきます。

まず、

飲食店経営に無関係に思えるDXですが、そんな飲食店においても新型コロナウィルス(COVID-19) の影響によりDX化の推進が急務だと言われています。

特に飲食店のマーケティングマネジメントにおいてのDX化は今後ますます推進し業績UPを実現することが求められることでしょう。

例えば

マーケティングにおいての例としては

  • 公告媒体を印刷物の配布や、店頭看板などの割合を減らす、又は取りやめ、WEB媒体に磨きをかけ販促費を低減する
  • 自店舗からSNS(Twitter、Instagram、LINEなど)を活用して直接顧客へ情報を配信する
  • コロナ過において外出自粛が長期化したことで、馴染みのある安心して利用できるお店が選ばれる傾向があり、リピート集客のツールを強化する

など、現場スタッフが直接顧客獲得につながる行動を行える環境を作る事により、スタッフ自身のモチベーション向上にもなり、さらにはマーケティングの販促費を低減、利益、業績UPが実現することにつながります。

次に

マネジメントにおいての例としては

  • ITツールの活用でスタッフの作業負担の軽減
  • スタッフへの情報伝達やマニュアルをシステム化で人材教育の効率化
  • 店舗独自の教育、評価システム活用で安定した人材の雇用

など、その他さまざまな事例と可能性のある変革が現在多くの企業で推進されています。

このページをご覧の方は、飲食店の現場職の方が多く直接関係がないように思うかもしれません。

そんな方にも、頭の片隅に「DXってこういうことね。」程度に覚えておいていただきたいです。

きっと、飲食業界にも急速に広まり身近に聞くことが出てくることでしょう。

未だコロナ過で非常に厳しい経営環境に置かれている多くの飲食店

営業したいのに出来ない状況、様々な規制のある中で試行錯誤し、営業を行っている店舗

できること、得られる情報や対策には積極的に取り組み、業界全体の回復と繁忙時に備えていきましょう。

これからも飲食店が必要とされ愛される業界であるために

Gland Soleilのコンサルタントは「食」を通してヒト・モノ・コトを繋ぐInnovatarでありたいと考えます。

お困りなことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

>食と空間の創造 ーその未来へー

食と空間の創造 ーその未来へー

飲食がこれからも必要とされ、愛される業界であるために、食の多様性、時代のニーズと共に変化していく必要がある現代お困りなことがありました是非一度ご相談ください!

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