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食を通してSDGsに貢献?!「フレキシタン(Flexitarian)」とは?

  • 2021年9月16日
  • 2021年10月27日
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今回のテーマは「フレキシタリアン(Flexitarian)」について

皆さんはこの「フレキシタリアン(Flexitarian)」聞いたことはありますか?

何のことかさっぱり!と言う方も多いかもしれませんね。

では「ベジタリアン(Vegetariann)」はどうでしょう?

大半の方が聞いたことがあり、度々多方面で話題に上がることも多い「ベジタリアン」

「ベジタリアン (Vegetariann) 」は

肉や魚などの動物性食品を摂らず、穀物や豆類、野菜などの植物性食品を摂る人のことを指すのかですが

ベジタリアンは加工品も含め肉や魚介類を一切食べない人たちの他にも大きく分けて5種類に分類されます。

  1. 乳製品は食べる ラクト・ベジタリアン
  2. 乳製品は食べないけど卵は食べる オボ・ベジタリアン
  3. 乳製品も卵も食べるけど肉と魚は食べない ラクト・オボ・ベジタリアン
  4. 肉は一切食べないが、魚介類は食べる ペスカタリアン(畜産業よりも漁業はCO2排出が少ないから)
  5. 肉は食べないが、乳製品・卵・魚介類は食べる事もあるノン・ミート・イーター(動物愛護、肉が苦手な人に多い)

この5分類はあくまで大きく分けての分類です。

それぞれの考え方、理由によりその分類やルールも異なってきます。

今回のテーマの「フレキシタリアン」は、これら5種類のタイプとは少し違います。

「フレキシタリアン(Flexitarian)」

「柔軟」を意味する「フレキシブル(Flexible)」+「ベジタリアン(Vegetariann)」をかけ合わせてできた造語です。

ゆるい菜食主義者とも言われており近年日本でも動物愛護より環境保護や健康の視点から増加傾向にあります。

基本はベジタリアンだが、状況に応じて乳製品・卵・魚介類、そして肉も食べる考え方の人の事を指します。

しかし、その食べる頻度や考え方はここでも様々

肉を食べない、あまり食べない、意図的に食べる頻度を減らしているなどその理由は人それぞれです。

例えば

アニマルウエルフェア(Animal Welfare/動物福祉・家畜福祉)、ダイエット目的、健康上の理由からなどそのほかにもいろんな理由によります。

そんな中、近年特に増えて来ているのが

気候変動の影響を身近に感じる事が増え、環境保護の観点から「フレキシタリアン」に興味を持つ方です。

メディアでも最近多く取り上げられる気候変動、地球環境の保護の話題と

合わせて良く聞くSDGs(Sustainable Development Goals)とも関係があります。

SDGs・・・日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。

Q:持続可能な開発とは?

A:豊かさを求めることと、地球環境を守ることの2点を矛盾なく両立させること

そんなSDGs(持続可能な開発目標)の中には17個の項目と、それぞれの項目の目標達成に向けた具体的な基準が169個設定されています。

今回のテーマは「フレキシタリアン」ですのでSDGsについての説明は省きます。

興味のある方は調べて見てください。

外務省ホームページより

持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/

そして環境保護の観点から「フレキシタリアン」に興味を持った方は

「プラントベース」についても興味を持つ方が多くいらっしゃいます。

「プラントベース (plantーbased)」

その「プラントベース」を食事面から説明すると、野菜や果物を中心にナッツ、豆類などからできた植物製の食事を選択するスタイルのことを指します。

そして最近はスーパーやコンビニでも見かけるようになった「プラントベースフード(Plantーbased Food)」

そんなの知らない!と言う方もいらっしゃるかもしれませんが

その代表的なものが「大豆ミート」

聞いたことある!食べたことある!と言う方も多いのではないでしょうか?

日本ではまだまだ認知度は高くありませんが、

ベジタリアンが当たり前な欧米では、肉食は糖尿病やガンの進行を早めるとの認識が広まっています。しかし肉や魚はやっぱり食べたい!

もともとは肉食が大好きな方も多いはずです。

そんな時におすすめなのが代替食品

日本ではベジタリアンはまだ少ないし、多くの日本人は焼肉やステーキが大好き!

では

なぜわざわざ大豆ミートなど肉の代替食品が日本でも注目されているのか?

疑問に思っていた方もいらっしゃるでしょう。

健康面や、ヘルシーな食生活を目指すなど、カラダに優しい食生活を意識する人が

増えたことも理由の一つですが

別の理由の一つとして地球環境を守ることにつながるからという考え方もあります

そう、SDGsと関係があるのです。

動物制食品の中でも身近なのが食肉

しかし、食肉の生産には非常に多くの負荷が自然環境にかかります。

牛が排出するメタンガス、飼育にかかる水資源、エネルギーなどの問題が大きな負荷として知られています。

1kgの牛肉をつくるのに、約1.5tもの水が使われていると言われています。

家畜を育てるには、飲み水以外にも、餌の飼料を育てるために大量の水が必要です。

日本ではあまり考えることがないかもしれませんが

海外では水不足が深刻な状況にあります。乾燥した地域が多いオーストラリアでは、2019年に起こった大規模火災では3憶7000万tものCO2が発生したと言われています。

2021年も各地で大規模火災は発生しています。

小さな一歩に過ぎないかもしれませんが

「フレキシタリアン」や「プラントベースフード」に興味を持ち

環境に優しい選択をできたのなら、あなたもSDGsへ貢献することができるかもしれません。

小さな一歩。例えば週1回肉をパスすることで、資源が守れます。

週に1回ベジタリアンの料理を楽しむだけでも月に一人1tもの水を節約することになると言われています。

例えば、週に1回 牛肉のステーキ200gを豆腐ステーキや大豆ミートハンバーグに変更すれば

それも環境に優しい選択になります。

今回のテーマ「フレキシタリアン(Flexitarian)」は

その造語の由来の通り「柔軟」に菜食や代替食について知り、それぞれのルールで

SDGsについても考えることで貢献への1歩を踏み出せることでしょう。

筆者は自分の健康には動物性たんぱく質も必要と考えますが

様々な考え方、価値観があり、様々な食の多様性に寄り添うことで「食」の可能性も広がると考えています。

これからも飲食店が必要とされ愛される業界であるために

Gland Soleilのコンサルタントは「食」を通してヒト・モノ・コトを繋ぐInnovatarでありたいと考えます。

お困りなことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

>食と空間の創造 ーその未来へー

食と空間の創造 ーその未来へー

飲食がこれからも必要とされ、愛される業界であるために、食の多様性、時代のニーズと共に変化していく必要がある現代お困りなことがありました是非一度ご相談ください!

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